株の予想を的中させ続ける
元ジャスダック上場企業社長
北川博文氏のインビュー

北川博文氏

北川博文氏

■上場企業の社長になるまでの経緯を教えてください。

そもそも私は20代前半のときに、ひまわり証券の前身の会社に入社したんですね。元々、家業の農家を継ぐつもりで農業系の大学に通っていましたから、金融業界には縁もゆかりもありませんでした。

金融業界に足を踏み入れることになったキッカケは、大学生のときに日本経済新聞の配達をしていましてね、配達をしていると、「昨日、おかげ様で儲かったから小遣い」と言ってお金をくださる方がいたんです。1人2人じゃなくて何人か居ましたね。それで投資って儲かるんだと知ったことで金融業界に興味を持って足を踏み入れたんです。

■実際に始めてみてからはいかがでしたか?

最初の2年間は悲惨な日々でした。当時は、お客様に金融商品を販売し投資益を出してもらい、私は手数料をもらう商売だったんですが、預かるお客さん預かるお客さん、大損させてしまったんですね。今、考えると投資の実力も低く当然の結果だったんですけどね...

当時は...「追証、追証でふざけんな!」「どうしてくれるんだよ」とクレームの嵐で本当に謝ってばかりの日々でした。後々、ちゃんと挽回しましたが。あまりにも苦しい日々で会社でも使えない社員扱い...自分には金融は向いてないな...と家業の農業に戻ろうと本気で考えていました。

■今では考えられない話ですね。どのような転期があって変わったのでしょうか?

2年ほど、そんな日々を過ごし、「もう、いよいよ農家を継ぐか」と決断しようと思っていたころ、人生の大きな転機が訪れました。

それが...「テクニカル分析」との出会いなんですね。40年以上前ですから99%の投資家は「テクニカルって???」という状態でした。誰も知らないし、ほとんどの人がやってないテクニカル分析と出会ったことで、私の人生は大きく変わりました。

自分でも驚いたのですが、テクニカル分析をしてアドバイスをすると、お客様がどんどん勝ち始めたのです。当時はインターネットなんて無い時代なので手動で計算し、方眼紙にチャートを描いていましたが、そこからの私は破竹の勢いでした。当時、渋谷にあった大手アパレルメーカーや音楽関係の経営者など多くの顧客を持ち、紹介、紹介で業績もうなぎのぼりでした。
大きな結果を出し続けた私は、スピード出世を続けて30歳ちょっとで渋谷支店長となりました。その当時の渋谷支店の年間売上は25億円。一支店で上場できるレベルでした。そこから30台後半で役員になり、会社を上場させたのです。

■役員になってからは変わりましたか?

役員となり会社を上場させてからはまた大変な日々に戻りました。40歳で取締役営業本部長となり、全国の営業マンが損をさせてしまった大口のお客様のリカバリーを担当していました。当時、会社で一番お客様を勝たせてたのが私ですから必然だったのかもしれません。

その時も私はテクニカル分析を用い、損をさせてしまったお客様の挽回をしお客様を勝たせ続けました。もちろん今もその手法は進化し続けてます。はっきり言ってどれだけ勝つんだ!?と周りがビックリするぐらい勝ち続けてましたから私はトレードのスキルに自信を深めました。少し天狗になっていたかもしれません。運良く鼻を折られることはありませんでしたが。

今でも覚えているのですが、私があまりにもお客様を勝たせ続けるので、当時、社長はビックリし、ある日、役員室で、「北川、会社の自己資金の運用をしよう」と言い始めたのです。社長はずっと隣で私がお客様を勝たせている姿を見ているわけですから、自己資金を運用したくなったのでしょう。そして自己資金30億円を投じてプロップハウスをスタートすることになりました。

■プロップハウスとはどのような意味なのでしょうか?

プロップハウスとは自己資金を運用する会社です。ファンドとは他人様のお金を預かって運用する会社なのでファンドの自己資金バージョンと思ってください。当然、私がプロップハウスの代表取締役社長兼トップディーラーに就任しました。当時はトレーダーを20名ほど採用しレバレッジを掛けて1000億~1500億のトレードをしていました。

最初のご質問に戻りますが、そんなこんなで結果を出し続けたことで最終的には代表取締役社長にまでなったのです。振り返ってみると、私の手法で何千人もの人を勝たせてきたんですよね。それこそ多い人では10億、20億と資産が増えた人も何人もいます。1億単位だったら数えきれません。

■成功を支えてきた「テクニカル分析」は今でも通用するのでしょうか。

もちろん手法は進化していますが、「数字の裏付け=答えを探す」手法は、今の時代でも通用します。その理由はシンプルで「多くの人が知らないから」です。
私が当時テクニカルと出会った頃と同じ状態なのです。多くの人が知ると株価に織り込まれるので利益が取れなくなってしまうんですね。

なので今世の中に出回っている投資手法は「過去の正解」であって「今は勝てない」んです。インターネットが普及して情報を入手しやすくなったので、例えば企業分析でも昔だったら色々足を使って調べないと分からないことも多かったんです。そうすると、知ってる人と知らない人がいることになるので、知ってる人は先に仕込めて利益が出せたりしていたんですが、今では企業の情報はほぼネットで入手できるので企業分析で利益を出すのは至難の業です。

テクニカル分析も同じです。みんなテクニカル分析をやってるので40年前と同じテクニカル分析では勝てません。ただ逆に多くの人が企業分析やテクニカル分析に傾倒しているので、
その他のところに隠れている株価よりも先に動く指標を見つける手法が儲かるのです。みんなやり方どころか存在すらも知らないですからね。

【北川 博文】

元ジャスダック上場企業ひまわり証券の元代表取締役社長。
トレーダーとして名を馳せ自己資金30億円のプロップハウスの経営者兼トップディーラーとしても活躍。現在は関東財務局登録の投資助言者としてラジオや新聞など様々なメディアで予想を的中させている。最近ではコロナショックの大底 / WTI原油の13倍の高騰 / 海運株の10倍の高騰 / ドル円を113円から148円まで / 全ての予想を的中させ多大な利益貢献をしていると話題に。

【織姫株式会社】

当社は、本当に良い商品やサービスだけを厳選しプロデュースすることに重点を置き、成長を続けています。当社の目標は、2027年にIPO(株式公開)を果たすことです。この目標に向けて、こだわり抜いた学習教材の開発や、お客様にとって使いやすいプラットフォームの構築に取り組んでいます。当社のコンテンツは、幅広い知識やスキルを習得するための手助けとなり、個人や組織の成長を促進します。